イソップ童話「アリとキリギリス」
は、誰もが読んだことのある有名なお話です。
働き者のアリは、
暑い夏の日、
冬を越すための食糧を溜めこむため
毎日必死に食糧を家に運び、
遊びもせず真面目に働き続けていました。
一方のキリギリスは、
真面目に働くアリを横目に
毎日大好きな歌を歌って
働くことなく
楽しい毎日を送っていました。
そして冬が来て、
いよいよ食べるものに困ったキリギリスは、
アリの元を訪ね、
食糧を分けてくれないかと懇願すると
アリはパンのカケラを分けてくれました。
キリギリスはアリに感謝し、
夏に遊んでばかりいたことを反省しました。
日本で一般的なのは、このハッピーエンドの方ですが、
結末には諸説あり、
バカにされていたアリが
キリギリスに食糧を分け与えず、
飢え死にしてしまうパターンもあるようです。
「アリとキリギリス」から得られる教訓には、
実は【どう生きるか?】という
生き方のヒントが
隠されているのです。
①目先の楽しいことだけに流されると困ることがある
⇒計画性と実行力
②困った人がいたら助けてあげる
⇒助け合い
③生き方は選べる
⇒正解は無限にある
この物語をうわべだけなぞると、
働き者のアリは計画性があって、
アリのように生きることが正解かのように
捉えてしまいがちですが、
そうではないのです。
アリは、冬に食べ物がなくて
困るのが嫌だったから、
暑い夏もせっせと働いて食糧を確保した。
キリギリスは、
「今を思いっきり楽しむ」
という生き方のビジョンがあり、
(そもそもキリギリスの寿命は短い)
毎日をいかに楽しく生きるかを
何よりも大切にしていた。
その結果、冬に困る
という経験をして、
計画性がないと痛い目を見る、
という学びを得たのです。
キリギリスのように
できるだけ毎日好きなことをして
楽しく生きたいならば、
最低限このくらいは稼ぐ必要があるな。
もしくはこの期間はタフな仕事に集中して、
○○歳以降は好きなことをして過ごすぞ!
といった理想の生き方を
一度アウトプットしてみると、
色々なことが見えてきます。
アリのように
真面目にコツコツと働いて、
安定した生き方を選ぶことも
もちろんできます。
生きる上で、いかに将来に不安がないかが、
幸せの指標であるという生き方もまた、
一つの生き方であり、正解なのです。
そして人は必ず、
どこかの場面で
人に助けられたり、
逆に人を助けたりして
生きているものです。
因果応報ですね。
「アリとキリギリス」を紐解くと、
自分がこれからどう生きるか、
その答えは無限にあり、
自分自身で選べるということが
わかります。
そして、理想の生き方の実現のためには
計画性と実行力が必要で、
どんな人と関わるかも大事。
まずは自分自身がこれから
どう生きるか?
理想の生き方って何なのか?
一度考えてみることをお勧めします!
そして自分の人生のロードマップ
を自由に描いてみて下さい!