ピクトグラムは時代を象徴する!

こんにちは!

新型コロナウィルスのパンデミック後
世界が一つになった東京オリンピックが
8月8日に閉幕し、いよいよ
パラリンピックが本日開幕です。

一年の延期を経て無観客での開催には
世論からも様々な声がありましたが
実際に始まって純粋に競技を見ると
ここに懸けて懸命に努力してきた
アスリートの姿から
たくさんの感動を受けました。

日本のメダルラッシュ
本当に素晴らしかった!!

そんなオリンピックですが
開会式では
【動くピクトグラム】が
話題になりましたね。

実はこのピクトグラム、
1964年の東京オリンピックから
始まったもので
それ以降
大会ごとに開催国の
テーマに合わせてデザインされ
定着していきました。

例えば、
2008年の北京オリンピック。
中国の古代文字である
『甲骨文字のように細い線』
で表現されるデザイン。

また、
2000年のシドニーオリンピックでは
オーストラリアの
先住民アボリジニが日常的に使用する
“ブーメラン”をモチーフに
グラフィックデザインされました。

そう。
過去のオリンピックの
ピクトグラムでは
開催国の『文化や歴史』
それぞれ色濃く感じることができます。

そもそもピクトグラムとは、
言語を使わなくとも誰もが
直観的に理解できるように
【情報伝達】
を行う目的として
作られています。

緑が印象的な非常口マークや
複合施設のトイレマークなど
とてもわかりやすいですね。

PRの世界では
VI(ビジュアル・アイデンティティ)という、
ブランドを視覚的に統一して伝え、
ブランドイメージを世の中に理解、
浸透させる目的で作られる
シンボルマークや
ロゴデザインがあります。

このオリンピックピクトグラムも、
このVIの視点で見るととても面白いです。

それは、
競技を表現するにあたり
何が大切で
どのような思いで活動しているのかを
成り立ちやストーリーの細部まで理解しながら
制作する必要があるため、
その背景を読み解こうとする
思考が働くためですね。

今回の東京オリンピックの
ピクトグラム制作を手掛けた
グラフィックデザイナーの方は
どの瞬間を切り取るべきか、
そこの折り合いをつけるのに
大変苦労したと仰っていました。

そして今回は
オリンピック史上初めて、
「動く」というギミックが加わりました。

一人一台のスマートフォンが
当たり前になり
【動画によるコミュニケーション】
これまで以上に身近なツールになってきたことで
“動くピクトグラム”が
求められるシチュエーションが
多くなってきました。

一つ一つの競技を
細かいところまで表現し
特長をよく捉えているので、
見ていて飽きない魅力がありますね。

本日開幕するパラリンピックでも、
様々な競技の
“動くピクトグラム”が
見られるのが楽しみです☆

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