マネジメントスタイルについて考える

2023年がスタートしましたね。

一年の初めには
年頭所感や目標の設定をしたり、
特に経営者やマネージャーの方は、
会社や組織の在り方について考えを巡らせる時間が
多かったのではないでしょうか。

今回は、マネジメントスタイル
について考えてみたいと思います。

マネジメントスタイルには大きく2つあり、
・トップダウンスタイル
・セルフマネジメントスタイル

に分けられます。

トップダウンスタイルはその名の通り、
トップから下に指示が下り
マニュアル通りに業務を遂行するため、
管理のしやすさと効率の良さが
メリットとして挙げられます。

ではセルフマネジメントスタイルとは
どのようなものなのでしょうか?

ケンブリッジ大学辞書によると
セルフマネジメントスタイルの定義は
【マネージャーに管理・指示されることなく、
自ら仕事の仕方を決め、
仕事に関する意思決定を行うこと】

とあります。

これを顧客に対して迅速に対応するために
行うマネジメントスタイルが
セルフマネジメントです。

セルフマネジメントスタイルを実践している
世界的な企業には、
Netflix、Google、スターバックスなどがあります。

ここではどちらのマネジメントスタイルが
良い・悪いというのではなく、
ビジネスにおける様々な場面に応じて
最適なマネジメントスタイルを
選び取ることができることが
可能になることに大きな価値
があります。

例えばスターバックスコーヒーでは
コーヒーの淹れ方や
ビバレッジのレシピなど
品質に関わるものについての
ルールやマニュアルは厳しく定められています。
誰がコーヒーを淹れても同じ味になるように、
マニュアルを従業員が忠実に実行することで
顧客に対してスピーディーに提供できるため、
その場ではトップダウンスタイルを
選んで実践しているのです。

しかし、お客様へのサービスのマニュアルは
アルバイト含め一切ないのです。
それは、スターバックスの掲げる
ホスピタリティの実現のためには、
マニュアルで細かく縛るよりも
現場に権限を委譲して、
個々の自主性や創意工夫を
どんどん引き出したほうがいいという考えの上で成り立っています。
このように、サービスにおける場面においては
セルフマネジメントスタイルを実践しています。

つまり、セルフマネジメントスタイルを実践できるようになることで、
従業員が会社の理念の実現に向けて
顧客主義になり、業績にコミットし
一人ひとりが主体的に考え行動するようになる、という
素晴らしい循環
が生まれます。

その結果、一人ひとりのマネジメント力が上がり、
丈夫な組織と認知してもらえるようになり、
顧客に喜ばれる企業となっていきます。

セルフマネジメントスタイルを活用し、
原則を土台に
自分たちらしい
自社ならではの
新しい方法を模索し構築する、
飛躍の年になりますように。

本年もどうぞ宜しくお願い致します!!


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