なにで起業する?―今注目されるソーシャルビジネスとは?―

起業しよう!

そう思ったとき、
なにで起業しようか
と迷うことがあると思います。

今まで会社員としてやってきた
経験を活かして独立する、
全く新しい分野に挑戦してみる、
資格を活かして起業する、
など様々な選択肢があります。

その中でも今回は、
」に着目していきたいと思います。

ソーシャルビジネスとは、
【今世の中にある様々な社会問題を
ビジネスの手法で解決し、収益を出す事業】
のことをいいます。

また、経済産業省は、
以下3つの要件を満たすものを、
ソーシャルビジネスとします、
定義しています。

  1. 社会性:解決が必要な社会的課題への取り組みを、事業の核となるミッションとすること。
  2. 事業性:①のミッションをビジネスとし、継続的に事業活動をおこなうこと。
  3. 革新性:ソーシャルビジネスによって、新しい商品・サービスや、それを提供するための仕組みを開発したり、活用したりすること。また、その取り組みが社会に広がることで、新たな社会的価値を創出すること。
    出典:ソーシャルビジネス研究会報告書

日本においては
まだソーシャルビジネスの認知度は
低い状況ですが、
若い世代を中心に、
ソーシャルビジネスの起業家を目指す人も
増加している傾向です。

恐らくSNSの普及によって、
世界中と繋がることで
様々な社会問題を
目にする機会が増え、
大きなところとしては
SDGs(持続可能な開発目標)が
国連から発表されたことも
社会問題へ関心を高める
一因になっていると思われます。

ボランティアと違い、
寄付や助成ではなく
ビジネスを通した収益化にこだわり、
何より一般企業の営利事業と
最も異なるところは、
事業の目的として
「利益の追求」よりも
「社会的課題の解決」
に重点を置いていることです。

「何としてでも解決したい社会問題」
を持つ人が、
強い情熱と使命感を持ち、
継続性のあるビジネスの力で
世界を変えていくこと
これこそが
ソーシャルビジネスの存在意義です。

しかしそこまでの情熱を向けられる社会問題が
もしなかったとしても、
起業するのであれば
人や社会の役に立つことで起業したい!
と考える方もいらっしゃいますよね。

自分の能力や技術を
どのように社会のために
活かすことができるか?
あるいは、
今世の中にある社会問題で自分が関わり、
解決に役立てるのはどんなことか?
そんな風に
考えを巡らせてみるのはどうでしょうか。

参考までに、
今日本にある
ソーシャルビジネスを少しご紹介します。

株式会社 マザーハウス
バングラデシュなどの途上国で現地の素材をいかした商品を製造し、販売をおこなうメーカー、ブランド。世界に通用するものづくりを通して、発展途上国にも可能性があることを世界へ向けて発信している。従業員のための年金や医療保険の福祉などを充実させており、従業員の生活向上にも取り組む。

※出典:マザーハウス公式サイト


株式会社 LITALICO
働くことに困難のあるかた向けの就労支援、学ぶことに困難がある子ども向けのオーダーメイド学習塾など、障害のある人のためのサービスを提供。「障害は人ではなく社会の側にある」という考えのもと、人々の多様な生き方を実現するサービスや情報発信に常に挑戦し続けている。

※出典:株式会社LITALICO公式サイト
タイトルとURLをコピーしました