エシカル消費を意識した行動とは?

SDGsの17の目標において、
12番「つくる責任 つかう責任」
に密接に関係している
エシカル消費。

わかりやすく言うと
「自分以外の人間、社会、地域、
環境などに配慮して消費を行うこと」
「そうした姿勢の企業を応援すること」
を指します。

エシカル消費と聞くと
難しい取り組みのように感じがちですが、
私たちが買い物するときに、
環境や社会に貢献する商品を
選ぶだけでOKという気軽なものです。

①フェアトレード
労働者に正当な報酬を支払い、
消費者は商品を適正価格で購入することを
約束した公正公平な貿易システムのことです。


消費者にとってみると嬉しい低価格商品が、
世の中には溢れています。
企業努力によって
実現しているものもある一方、
途上国の劣悪な環境において、
安い賃金で労働者を雇い、
価格を下げているケースも少なくないのです。
消費者としてより安いものを求める行為が
途上国の労働者を苦しめることに
結果的に加担しているという現実があります。

そこでカフェやスーパー、
輸入食品販売店で
取り扱いが増加しているのが
フェアトレード商品です。

例えばコーヒーや紅茶、
アイスクリームやお菓子、
ナッツやチョコレート、
他にもコスメなどもあります。
こうしたフェアトレード商品を
購入するだけで、
実は直接途上国の労働者の方々を
サポートすることに繋がります。

②地産地消
あなたが住む地域で生産されたものを消費することです。

地域活性化はもちろん、
生産する地域で需要が伸びることで
配送で排出される温室効果ガスや
梱包に使用する資源を削減することに繋がります。

地元産の野菜や海産物、
昔からの工芸品や
町工場発の服飾品なども当てはまります。

ただし、フェアトレード商品や
地産地消の商品は
大量生産に向いておらず、
手間暇を掛けているために、
やはりどうしても普通の商品と比べて
値段が高くなってしまいます。

エシカル消費に貢献したいと思っても、
そのコストの高さにハードルを感じる
消費者も多いようです。

そこで、コストをかけなくても
今すぐ取り組めるエシカル消費が
フードロスをなくすです。

フードロスとは、
本来食べられるにもかかわら
ず捨てられている食品のことで、
日本では食品ロスが年間600万トンあるとされています。

フードロスをなくす取り組みとして、
・買い物前に、冷蔵庫等の中身を確認する。
・食べきれない量の食材は買わない。
・なるべく手前に陳列されているものから購入する。

こういった取り組みには、コストもかかりません。
消費者のほんの少しの意識で変わります。

そして今や当たり前の光景になりつつある
マイバック持参も、
脱マイクロプラスチックの消費行動の一つです。

消費者にとって値段だけが
商品選択の決め手になるのではなく、
その製品が作られた過程や背景に
想像力をもつことや、
産地を意識すること、
必要なものかを正しく判断することなど
出来ることはたくさんあります。

今は企業側がエシカル消費を
意識した商品づくりに
積極的に取り組む企業も増えており、
SNSなどでの発信も以前より活発です。

意識できることから少しずつ変えていき、
生産者、消費者の両軸から
エシカル消費を盛り上げていけるといいですね!

タイトルとURLをコピーしました