「ウサギとカメ」の教訓~絶対目標が大事~

あけましておめでとうございます!
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、2022年がいよいよ始まりましたが、
今年の展望、目標、
あるべき理想の姿は描ききれていますでしょうか?

今日はイソップ童話の『ウサギとカメ』から
ビジネスにおける戦い方と目標設定について
学びたいと思います。

あらすじは皆さんご存じだと思いますが、
この戦い、ゴール直前まで勝っていたのは
ウサギでした。
ところが安心しきって眠ってしまい、
後から来たカメが先にゴールし、
元々の能力が明らかに高いウサギが
負けてしまいます。

ウサギが負けたのは油断していたからだ、
と言われていますが、
なぜ油断してしまったのか?
それはそもそも、
この戦いにおける「目標設定」
ウサギとカメでは違ったのです。

ウサギは隣のカメ(ライバル)だけを見ていました。
ライバルのカメに勝つ、というのが
ウサギのこの戦いにおける目標でした。

つまりウサギは、
カメがゴールする直前まではずっと
目標達成し続けていたとも言えます。

一方カメはこの戦いにおいて
「必ずゴールする」という

絶対目標=自分だけで達成したかを判断できる目標

を設定していました。
ゴールは動きませんからね。

ところで、個人の成長に必要なのは
絶対目標です。
なぜなら相対目標は
基準が動いてしまうからです。

例えば「平均90点で試験で3位以内に入る」
という目標を立てて
仮に「平均95点で4位」だった場合、
目標は惜しくも未達成です。
しかし問題は
他人を基準にフィードバックしてしまいやすい
ということです。

・平均点が高いということは問題が簡単だった
・他のライバル3人がいつも以上に頑張った

など自分自身の勉強方法について
真っ先に目が向かない、これが
相対目標だけでは個人の成長に繋がりにくい要因です。

加えてカメは
絶対目標の達成のために、
「休まずに歩き続ける」
という具体的な戦略を立てて
動きました。

もし負けてしまってもカメは、
何が足りなかったのか?
と自分の戦略について
正しく振り返ることができるでしょう。

ビジネスにおいても、
絶対目標の設定と正しい振り返りは
とても大事です。

例えば
「誰よりもこの仕事を早くこなす」ではなく
「この仕事を1時間以内に終える」
と設定すれば絶対目標
となり、
今の自分が目標値までどれくらい足りていないか、
そのために具体的に何を改善すれば良いのか、
正しく振り返ることができます。

改善を繰り返し実践することで、
できなかったことができるようになり、
人は成長していく
のです。

ライバルに比べて
順調に進んでいるように見えても、
「いつまでに、どういう状態にするのか」
絶対目標と具体的な戦略を
立ててスタートしないと
ウサギのように痛い目を見てしまいます。

2022年の年始め、
大きく飛躍していくためにもぜひ、
ご自身の絶対目標と
達成のための具体的な戦略を
しっかりと描き切って
スタートしていきましょう!

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