コロナ禍でのおうち時間が後押しし、
気軽に家にいながら運動ができることで人気に火がつき、
オンラインフィットネスサービスが急拡大しています。
宅トレユーチューバーという肩書の方が
たくさんYouTubeチャンネルを開設していますが、
ここで紹介するオンラインフィットネスサービスは、
有料で自宅で運動できる独自のコンテンツをもつ
デジタルサービスです。
オンラインフィットネスのメリットは
何と言っても低価格。
また、ジムに行く手間が省け
好きな時間に気軽に運動ができるのは
とても魅力的です。
一方で、モチベーションを保てず長続きしない、
三日坊主で終わってしまうという
デメリットもあります。
オンラインフィットネスサービス事業への参入企業が増え、
利用側としては選択肢が増えたと言えますが、
それぞれのサービスを比較し
自分に合う、長く続けられるサービスを
選びたいですね。
一番大きな違いがあるとすれば、
①リアルスタジオのデジタル化
②デジタルを活用した業態転換
この2つは顧客のターゲットと
ビジネスとしての方向性が大きく変わります。
①は、あくまでもリアルスタジオありきで
コンテンツ配信を行っているものです。
この場合は、どうしてもリアルスタジオでのレッスンの
二番煎じになりがちで、
リアルよりもお客様満足度が下がることが多くなります。
ただしリアル店舗でのエクササイズの+αと捉えると
一番成果が出やすい方法かもしれません。
②は、デジタルを最大限に活用し、
今までのフィットネスやジムの在り方から
業態ごと換えているような印象です。
その中でも
ライブ配信型とビデオ型のサービスに分けられます。
例えばライブ配信型の場合は
・好きな講師のライブ配信を好きな場所で受けられる
・ライブ配信の質問会でインストラクターとコミュニケーションをとれる
・グループレッスンの場合は全国の仲間と横の繋がりができ成果共有ができる
一方でビデオ型の場合は、
・自分のやりたい時間、タイミングでエクササイズを選択できる
・繰り返し見られる
というメリットがそれぞれあります。
忙しい、エクササイズにかけられる時間が限られている人には
最も適していると言えます。
急激な高齢化社会による医療費の増大など、
日本が今抱える社会問題の解決に必要不可欠な
「健康寿命の延伸」。
そして、コロナ禍における新たな生活様式に合った
オンラインフィットネスサービスは、
日本が抱える社会問題をビジネスで解決することが
できる可能性が高いです。
高齢者向けのサービスの普及と
それをどう拡大していくのか、
「宅トレ」を世の中の常識や習慣にするために
ビジネスとしてどんな可能性があるのか、
そういったところにも注目していきたいですね!